嚥下障害とは
嚥下障害とは、食べることや飲み込むことがうまくできない状態のことです。
嚥下障害の症状は
嚥下障害の原因は
- 脳血管障害(脳梗塞や脳出血など)による麻痺
- 神経・筋疾患(神経難病を含む)
- 加齢による筋力の低下
- 内服薬の副作用によるもの
嚥下障害検査スクリーニング
嚥下障害がある可能性を質問や実際に飲むことで、大まかに把握する方法です。比較的簡便で安全性を保ちながら実施します。看護師やリハビリの職員が実施することが多いです。このスクリーニング検査で嚥下障害の可能性がある場合は、嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査を行います。
Eating Assessment Tool(EAT-10) | 質問形式10項目 |
聖隷式嚥下質問用紙 | 質問形式15項目 |
反復唾液嚥下テスト(RSST) | 30秒間、唾液を反復嚥下、安全性が高い |
改定水飲みテスト(MWST) | 冷水3mlを口腔底に注ぎ嚥下 |
フードテスト(FT) | ティースプーン1杯のプリンを嚥下 |
頸部聴診法 | 技能の習得が必要だが得られる情報は多い |
エバンスブルーダイテスト | 気切孔がある患者が対象、舌に色素を滴下し気切孔からの流出液が染まるかで判定 |
改定エンバスブルーダイテスト | |
咳テスト | 不顕性誤嚥のリスク評価、クエン酸生食をネブライザーで口から吸引させ、咳の回数(咳テスト)や1回目の咳までの時間(簡易咳テスト)を計測 |
簡易咳テスト |
嚥下造影検査(VF)と嚥下内視鏡検査(VE)
嚥下障害の検査には、嚥下造影検査(VF)と嚥下内視鏡検査(VE)があります。病院で医師が実施します。
嚥下造影検査(VF)は、X線透視下で造影剤を入れた検査食を嚥下し、口から喉、食道を食物がどのように通過するか、嚥下時の全体的な動き、誤嚥の有無、口や喉への食物の残留の有無をチェックします。
嚥下内視鏡検査(VE)は、鼻腔から細い内視鏡を入れ、咽頭部の様子を観察します。
嚥下する際にトロミのついた水、ゼリー、普段食べている食事の一部、トロミのない水を飲むことで観察します。造影検査の場合はこの食物に造影剤を混ぜることではっきりと飲み込む状態を把握することができます。
嚥下造影検査または嚥下内視鏡検査は主に耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、神経内科、消化器科、歯科口腔外科などで受けることができます。
入院中の方は主治医に、外来通院の方はかかりつけ医に相談してください。
嚥下練習
嚥下練習は医師が指示した看護師、言語聴覚士が実施します。誤嚥の危険性が少ない食形態を選択し、安全を確保しながら行います。酸素飽和度等のモニタリングと、誤嚥があった場合の吸引設備を整えていますので安心して練習に参加してください。
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