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修正ボルグスケール(Modification Borg Scale)の評価方法と活用法

運動耐容能

 「修正ボルグスケール」は、運動時の息切れや負荷を評価する際に利用される指標です。運動の強度を客観的に評価することで、適切なトレーニングプランを立てることが可能となります。このブログ記事では、修正ボルグスケールの評価方法や使い方、目的、運動強度について詳しく解説します。さらに、評価用紙の活用法についてもご紹介します。修正ボルグスケールを活用して、効果的な運動プランを立てるための知識を身につけましょう。

修正ボルグスケールのPDFファイルを最下部にのせました。ご活用ください。

修正ボルグスケールの評価方法

 修正ボルグスケールは、運動強度を主観的に評価する際に利用されるツールです。このスケールは、運動の負荷や強度を数字で表現することで、運動プログラムやリハビリテーションプランをより効果的に設計するのに役立ちます。

修正ボルグスケールの使い方

 修正ボルグスケールを使用する際には、患者や受診者に対して適切な指示を与えることが重要です。患者は、自身の呼吸や息切れ、症状の程度を適切に評価し、それを数値で表現する必要があります。また、医療従事者や専門家は、適切な療法やトレーニングを提供するために、修正ボルグスケールの結果を正しく解釈することが求められます。

修正ボルグスケールの目的は?

 修正ボルグスケールの主な目的は、運動中の負荷や強度を客観的に評価することであり、運動療法やリハビリテーションプランの調整に役立ちます。患者や受診者が自身の運動能力や疲労度を把握しやすくすることで、適切なトレーニングや治療計画を立案するための基準となります。

修正ボルグスケールの運動強度について

 修正ボルグスケールでは、運動の強度や負荷を数字で表現します。この数字は、その運動に対する患者さん自身の感覚に基づいています。息切れや疲労感など、運動中に感じる身体的な変化を評価しやすくするための指標として利用されます。

修正ボルグスケールの評価用紙の活用法

 修正ボルグスケールの評価用紙は、患者や受診者が運動中に感じる症状や疲労度を記録するための重要なツールです。医療スタッフは、これらの記録を元に運動プログラムや治療計画を適切に調整し、患者の健康状態を管理することができます。評価用紙の適切な活用により、患者とのコミュニケーションも円滑になり、治療の効果を最大限に引き出すことが可能となります。

 修正ボルグスケールは、運動療法やリハビリテーションの現場で広く利用されており、患者の運動強度や負荷に関する主観的な評価を客観的に捉えるための貴重なツールと言えます。患者や医療スタッフがこのスケールを適切に活用することで、より効果的な治療やトレーニングを実現することができます。修正ボルグスケールは、患者の健康状態を正確に把握し、適切なサポートを提供するための貴重な情報源として今後も重要な役割を果たしていくでしょう。

 修正ボルグスケールは主観的息切れ、または主観的運動強度の指標です。この修正ボルグスケールは運動の強度を管理するために使用しています。

 初期のBorg Scaleは6から20の数字から息切れの状態に近い点数を示して、その数字を10倍にすると心拍数に近い値になり運動強度を予測する指標でした。ただ、内服薬や心機能によっては心拍の値と運動強度が違うことがありました。

 そこで修正Borg Scaleとなり、0から10までの項目で運動強度における身体運動能力の割合を推測できるように設定されました。これも正確に運動強度がわかるわけではありませんが、安全に運動を行う上で重要な指標の一つとなっています。

修正ボルグスケールの表です

スケール症状の強さ英語表記注意点及び目安
0感じない nothing at all安静
0.5非常に弱い very very weak
1やや弱いvery weak
2弱いweak
3動作を続けることができる
4多少強いsome what strong
5強いstrongATpointを超えた?
6
7とても強いvery strongこれ以上の運動は要注意!
8心肺機能の限界に近い
9
10非常に強い(最大) very very strongプロアスリートでも要注意

 以前の内容より修正があります。ダウンロードしている方は変更をお願いします。(R6.10.2更新)

 0から10の範囲で表されています。数字が増えるほど息切が強く感じられそれに伴い、その人の運動の強度が高くなる傾向にあります。0が安静状態で、10が最大の運動強度を表します。

 主観的な息切れを指標にしているため、運動強度はそれほど高くなくても、本人が感じる息切れの数値となるので重要な目安となります。

 修正ボルグスケールと同時に測定が必要なのは心拍数です。心拍数は運動強度と非常に関連が強く、また息切れと関連が強いため心拍数の測定を一緒に行うことをお勧めします。一般的な注意点としては、βブロッカーを内服または貼付している方は心拍数が上がりにくいため、心拍数による運動強度の指標にする際には要注意となります。

 労作時の酸素飽和度を測定することでさらに身体情報が得られるため、安全性を保ちながらの運動を行うことができます。

 状態の表現があいまいで悩みますが、今の息切れの状態で一番合っている項目を示していただき、スケールの判定をします。

スケール4の「適度」息切れはあっても長くその動作を続けることができる状態のことです。

 このスケール4を軸にして運動強度が高いか低いかの判断をします。

 7以上になったら注意が必要で、ATポイントを超えた運動量である可能性が高いです。また心肺機能の限界に近い状態の可能性があるため、運動が習慣になっていない方や心機能に問題がある方は、モニタリング(心電図等の)ができない場合、動作を一時中断することも考慮に入れてください。

 疾患を診断する指標ではないため、医師の確認のもと実施するようにしてください。心肺機能に問題がなく、筋力も高い方には7以上を目標にすることがありますが、心拍数の目標も提示してより安全性を高めたほうが良いです。

 リハビリの分野では、呼吸器疾患循環器疾患サルコペニアの方の運動療法の際に使用されることが多いです。ボルグスケールを使用する評価項目としては、6分間歩行距離で多く使用され、そのほかにもエルゴメーター長距離歩行の運動時の指標としても活躍します。

 主観的な指標であるため、内容がしっかり理解できない認知症の方や知的発達障害の方心拍数と血圧、酸素飽和度で運動強度の目安にします。

 スポーツ分野ではほとんど使用されず、スポーツ分野では心拍数を指標にして実施することが多いです。(オリンピックの選手は9~10を何時間もこなすのでしょうね。知らんけどw。)

修正Borg Scale ダウンロード(PDF)

 修正しています。以前にダウンロードしている方は、新しいPDFに変更をお願いします(R6.10.2更新)

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    “修正ボルグスケール(Modification Borg Scale)の評価方法と活用法” への3件のフィードバック

    1. 藤内順二のアバター
      藤内順二

      詳細な解説ありがとうございます。医療関係の者です。
      修正borgスケールの点数ですが、かなり強いは7で、2-6も1個ずつずれていませんでしょうか。
      ご確認いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

      1. ウーパー先輩のアバター

        読んでいただきうれしく思います。
        これからもよろしくお願いいたします。
        ご指摘の箇所を確認いたします。ご指摘ありがとうございました。

      2. ウーパー先輩のアバター

        ご指摘の箇所を再確認させていただきました。
        修正が必要だったため修正いたしました。
        本当にありがとうございました。
        できれば他の記事に対してもご指導いただければ幸甚です。
        楽しく勉強できるブログを作っています。
        希望の記事がありましたらリクエストお願いします。

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    コメント

    1. 藤内順二 より:

      詳細な解説ありがとうございます。医療関係の者です。
      修正borgスケールの点数ですが、かなり強いは7で、2-6も1個ずつずれていませんでしょうか。
      ご確認いただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

      • 読んでいただきうれしく思います。
        これからもよろしくお願いいたします。
        ご指摘の箇所を確認いたします。ご指摘ありがとうございました。

      • ご指摘の箇所を再確認させていただきました。
        修正が必要だったため修正いたしました。
        本当にありがとうございました。
        できれば他の記事に対してもご指導いただければ幸甚です。
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        希望の記事がありましたらリクエストお願いします。