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リハビリ拒否がある場合はどうする?

コラム

 「私がリハビリに行くと、来なくていい、触るな!とリハビリ拒否があります。担当を変わっていただきたいです。」この業界で仕事をしている限りこのようことは経験すると思います。私もありました。リハビリも一日の中で単位を取得するノルマがあります。そのためその日割り振られた、または担当になりたまたまリハビリを拒否する人とかかわることがあります。あなたはどうしていますか?

 まずは、その人のことを考えることが必要です。医療的情報と社会的情報による問診のところでも記載しましたが、その人の生活歴からその人なりの今の考え方に近づけるようにします。若いころから仕事や家族のこと、子供たちが成人になった後に自分たちのそれからの生き方、徐々に年齢を重ねることで病や体の不調と戦い、今の自分がいる。「まだまだ頑張ってみんなの世話にはならない」と思う人や「もう十分頑張った。これ以上苦しめないでほしい」と思っている人、人それぞれの気持ちがあると思います。私はどのような考えでも、自分らしく生きる権利があり、どの考えも尊重しなければならないと考えています。その人はどのような考えなのでしょうか?

 その方の家族はどのように考えているでしょうか?とかく家族の意見を聞いてリハビリの目標を立てることはないでしょうか。家族と本人の意見の乖離はありませんか?本人の意見を無視してリハビリを開始すると、信頼が低下しリハビリのユニフォームを見ると途端に不機嫌になってしまうことがあります。そうなると今後に影響が出ます。「女性のスタッフがいいのでは?」などと頓珍漢な対応をする人もいますよね。

 しっかり本人や家族の考え方を分析し、その結果を基にほかの医療スタッフと会議を開いてください。精神系に詳しいスタッフがいる場合は、対応方法を的確に指導していただけることがあります。スタッフや周りの人からのサポートで徐々にふさぎ込んでいた気持ちがいい方向に転換することを多く経験します。うつ病になっていることもありますので、食事量や睡眠、便秘などいろいろな面からもアプローチができると思います。気持ちに寄り添いながら徐々に活動に目が向き始めれば信頼関係も構築され拒否はほとんどなくなっていると思います。ぜひ、いろいろな職種の方と話し合いをしてくださいね。

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