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身体計測 身長と体重からBMI 四肢周径までの総合ガイド

 身体計測は、子どもから高齢者までの健康管理に不可欠な要素です。具体的には、身長、体重、BMI、四肢周径などの数値を測定することで、個々の発育状況や健康状態を把握し、適切な健康指導へとつなげることができます。このブログ記事では、学校や医療現場で行われる身体測定の重要性と、その具体的な測定方法について詳しく解説します。まずは、学校での定期的な身体測定がなぜ重要なのか、どのような項目が測定されるのかから見ていきます。また、特に注意が必要な小児や高齢者の測定方法の違いについても触れ、看護師や保健指導者がどのような役割を果たすかを明らかにしていきます。身体計測データから健康状態を読み解き、適切な保健指導へと結びつける方法も紹介していく予定です。

身長の測定法

 足をそろえて直立した際の床面から頭頂までの垂直距離を測定します。身長計に立ち、踵、臀部、背部の三点を尺柱に着けて、頭部は耳眼が水平位になる位置にします。単位はcmで小数点以下1桁まで読み取ります。

 寝たきりや、四肢の拘縮、円背、疼痛、骨の変形や短縮、不随意運動のため立位姿勢がとれないことを経験しますが、テープメジャーを使用して部分ごとの長さを測定し合算しておよその身長の目安とするか、指極長を使用して身長の目安にすることがあります。各病院や学校での測定方法を確認しながら実施します。

体重の測定方法

 体重測定は体重計に乗ることで測定できます。体重は寝たきりの場合はストレッチャーの体重計で測定できます。車いす用の体重計は車いすの重さがあらかじめ分かれば車いすの重さを除いて測定ができるため便利です。体重計に立って乗ることができれば測定誤差が非常に少なくなるため、立てる人は立って乗る体重計での測定としてください。

 今では体重のみでなく体組成を測定できる機器があるため、より精度が高い測定が可能となっています。医療現場ではInBodyが使われていると思います。詳しくは株式会社InBodyのホームページにてご確認ください。https://inbody.co.jp/

BMIの算出

 身長と体重が計測されれば、BMIを算出することができます。

BMI = 体重(Kg)÷ (身長())

 身長はcmをmに変換して、体重を身長で2回割ります。出てきた数値がBMIです。

BMI(Kg/m2)判定WHOの基準
18.5未満低体重underweight
18.5~25未満普通体重normal range
25~30未満肥満(1度)pre-obese
30~35未満肥満(2度)obese classⅠ
35~40未満肥満(3度)obese classⅡ
40以上肥満(4度)obese classⅢ
http://www.jasso.or.jp/index.html 日本肥満症学会

 肥満とは脂肪組織に脂肪が過剰に蓄積した状態で、BMI 25Kg/m2 以上を肥満とし、BMI 35Kg/m2 を重度肥満としています。

 ただし、BMIで肥満の範囲であっても、直ちに医学的減量を必要とする状態とは限りません。ボディービルダーなど骨格筋量が多い人は体重が重くなっているため、BMIが高値になることが多いからです。肥満とみるためにはBMIの数値だけでなく、体脂肪率や腹部MRI測定により判定します。ちなみに判定は医師が行います。

標準体重(理想体重:IBW)最も疾病の少ないBMI=22を基準として、

標準体重(Kg) = 身長(m)2 × 22で算出された値となります。

四肢長・四肢周径の測定方法

四肢長

上肢長:肩峰外側端~橈骨茎状突起までの長さ

上腕長:肩峰外側端~上腕骨外側上顆までの長さ

前腕長:上腕骨外側上顆~橈骨茎状突起までの長さ

下肢長:上前腸骨棘から内果までの長さ

大腿長:大転子~膝関節裂隙までの長さ

下腿長:膝関節裂隙~外果までの長さ

四肢周径

上腕周径:最大周径

前腕周径:最大周径

大腿周径:膝蓋骨上縁から5,10,15cmの周径

下腿周径:最大周径

 障害者手帳、障害年金などの書面作成の際に必須となる項目です。周径は筋肥大や筋萎縮の状況や浮腫及び腫脹の状況を把握するために行うことがあります。また、術後などの変化を経時的に測定し比較することがあります。

測定値は 0.5cm 単位で読み取ることが多いです。

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