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1%の確率は高いのか?低いのか?

コラム

 転倒の確率1%といろいろな評価による結果から算出したとします。この1%は転倒確率は高いと思いますか?難しい計算式はさておき、100回移乗を行ったところ1回失敗したら、この確率は1%ですよね。

 ベッドから車いす、車いすからベッドへの移乗動作ですが、これができる人は「トイレの移乗」について自立を検討しますよね。「トイレ動作」はズボンの上げ下げや、後始末など移乗のほかに必要な動作が追加されます。この追加項目をとりあえず除外し単純に車いすの移乗を取り上げてみます。3食の食事前に移乗し、3食の食事後ベッドに戻るとすると1日で6回移乗していることになります。また、トイレに行く回数が1日に5回とするとベッド、車いす、トイレ間の移乗回数は1日当たり30回になります(必ずベッドまで戻ると仮定するとします)。これだけで1日36回移乗動作を行うことになります。3日間で108回移乗することになります。もし1%の確率とするならば、3日間で1回転倒する確率と言い換えることができます。さらにハインリッヒの法則(1:29:300の法則)で考えると29回転倒してそのうちの1回が重いケガとすると、30か月以内に重いケガを負う確率があるという計算になります(1か月10回の転倒で300回転倒するのは30か月)。また、計算と関係なく、運が悪いと1回の転倒で重症となることもあります。

 看護師さんから「患者さんが勝手に立っているので自立にするか、注意するかそちらで転倒リスクについて判断してほしい」と連絡がくることがあるでしょう。「勝手に看護の方で判断どうぞ」と言いたいところですが、看護師さんと仲が悪くなりそうなのでそんなこと言えません。チーム医療なのでみんなで検討したいけど、カンファレンスまで待っていられなく急かされてしまいます。どんな人でも転倒する可能性があるので、どう判断しようかな?

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