運動器疾患

バランス

バランス検査の一覧

バランス検査で普段の臨床で使用する検査項目です。筋力、感覚、筋の協調性、姿勢反射、立ち直り反応、認知機能と多くの制御によってバランスを保つことができます。検査の意義を理解し、分析につなげられるといいですね。
コラム

1%の確率は高いのか?低いのか?

病院での毎日の困りごとの一つです。歩行などで自立判定はなかなか難易度が高いです。どの人であってもいろいろな原因で転倒するため、絶対はあり得ません。皆様はどのようにしていますか?
身体機能

機能障害に関する評価項目の徹底解説

機能障害に関する必要な検査項目です。脳卒中の評価を中心に記載しましたが、そのほかの疾患でも必須の項目がほとんどなので、ぜひすべてに目を通してくださいね。
歩行,移動

TUG Test(Timed Up & Go Test)の測定方法とカットオフ値

 TUG Test(Timed Up & Go Test)は歩行と立ち上がり、方向転換、座るといった一連の動作を観察し測定することが可能です。また動的バランス能力も検査でき、下肢の協調的な筋活動、方向転換の際のバランスや立ち直り反応、下肢の支持力を一度に確認できるためよく行われています。
バランス

Berg Balance Scale (BBS) 動的バランス検査について解説とカットオフ値

 一般に動的バランスの検査としてBerg Balance Scale(BBS)は取り扱われているが、より複合的な動作課題の検査としての位置づけになります。カットオフ値として屋外歩行が困難となる値を45点としているが、この点数前後でこのようになる方もいれば、歩行補助具によって外出が自力で可能な方も多くみられる。36点未満を転倒危険群として病院内で歩行自立を禁止しているところがあるようだが、日常生活の中でどの動作がどのように危険なのかを検証しないで点数のみで判断をすることはやってはいけないことだと思います。
お勧め

解剖学の本の購入で迷っているなら絶対これ! プロメテウス解剖学アトラス 運動器系 第3版

解剖学の本はいっぱい買いましたが、最終的にはプロメテウス解剖学アトラスを一番よく使っています。私は英語版の書籍と電子ブックを使用しています。絵で描かれてますが非常に美しく、筋、靭帯、関節包などはもちろん、神経、血管までもリアルに描かれています。
お勧め

ICFコアセット 臨床実践のためのマニュアル 書籍の紹介

問題分析に重要ですが、本気で取り組むと非常に難易度が高く、項目数が多いため部分的なところをつまんでICFとしているのが現実でしょう。ただ、よく読んでみると時間と労力を費やして開発していることがわかり、臨床の現場で本当のICFを使ってみようと思うはずです。
お勧め

国際生活機能分類(ICF)についての解説

2001年5月、WHOで国際生活機能分類(ICF)が採択されました。ICFは多岐にわたってチェックでき、内容としても非常によくできていると思う反面、臨床で活用しようとすると項目の多さから時間も手間もかかり分析にたどり着くまで大変であると感じています。ただ、一度詳細な項目からICFを行ってみる体験が必要と考え、WHOの意向に沿って解説します。
活動

日常生活動作(ADL)である食事、整容、更衣、排泄、入浴を解説します

リハビリの分野では日常生活動作は食事、整容、更衣、排泄、入浴の5項目のことを指します。一般ではもっとたくさんあるだろうと頭を傾げるところもあると思いますが、世界でも共通した認識です。ただ、移動(歩行含めて)やコミュニケーションを含めることが多くなっています。
疾患・医学全般

医学的情報と社会的情報を取得し、作戦を立ててから問診を実施する

機能障害の評価を行う前に、医学的情報と社会的情報で病気や社会的背景を把握して、実際にご本人と問診をすることで新しい情報を取得できることがあります。問題点を絞り込み、必要な別の検査項目を追加する準備もできます。相手にも安心感を与えるために重要です。