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医学的情報と社会的情報を取得し、作戦を立ててから問診を実施する

疾患・医学全般

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 機能障害の評価を行う前に、医学的情報を収集し病気の程度やリハビリに耐えられる状態なのかを把握します。また、社会的情報より社会的背景を把握します。ここまでである程度本人の状況がわかりますが、本人に実際聞いてみたい内容やどのような考えを持っている方なのか、問診をすることで詳細な情報をつかむことがあります。その内容から問題点を絞り込み、必要な検査項目を追加する準備もできます。相手にも安心感を与えるために重要です。

医学的情報

 医師が検査した内容診断治療内容ほかの病院での治療内容食事形態摂食量排尿量排便量と性状その日のバイタルと以前からの変位精神面生活上の問題点などすべての情報からリハビリを行う上での内科的なリスク管理をどのように行うかの分析をし、医師と話し合いのうえ、リハビリの運動方法強度時間が決定する。また運動中のモニタリングの指標中止連絡体系を確認する。安全を確保したうえで効果的なリハビリが提供できるようにします。また、身体状況の情報がある程度わかるため、必要な検査項目の選定につながります。

 血液検査、CTやMRIなどの画像診断、胸部や腹部のエコー、心電図、レントゲン写真、喀痰培養、尿検査、造影検査、カテーテル検査、脳波、眼底検査などなど、医師が行った検査結果はできるだけ目を通すことをお勧めします。

 また、自身の身を守る目的で、感染症の有無について確認してください。手術を受けられた方は血液検査で感染症についても検査しています。肝炎ウイルス(HBs抗原、HCV抗体)、梅毒(RPR、TP)、HTLV-1の項目があれば陽性でないかチェックしてください。また、治療後の結核についても、その後の定期検査があります。経過観察中の場合は体調不良や咳が続く場合は医師に連絡してください。

 情報収集の中で、本人には知らせないように取り決めがある場合があります。がん告知など本人に知らせていない場合は、うっかり口を滑らせることがないようにします。DNR(Do Not Resusictate)の指示がある場合も確認する必要があります。

胸部エックス線

 胸部レントゲンの影読は専門的なスキルと経験を擁するため、最終的な判断は医師に確認しなければなりません。ただ、リハビリを行う上での注意点は胸部レントゲンで情報を得ることができます。安全なリハビリを実施するために影読の勉強をしてみましょう!

心電図

 心臓の電気的な変化を心電図で読み取り、線形波形化可視化することができます。

心エコー

胸部聴診

DESIGN-R2020 褥創アセスメント

褥瘡は医療の質を図る手段とされています。普段のケア、栄養、意識障害や麻痺、感覚障害など様々な要因から褥瘡が出現しますが、あらかじめ予想し、十分なケアを行えば発生は防げます。評価はDESIGN-R2020です。

マスター運動負荷試験

社会的情報

 家族構成だけでなくかかわりの深い親せきや友人についての情報を収集します。入院中や自宅退院で影響があり、治療の方針に対し本人の意思ではなく親せきが強く出てくることも経験があるでしょう。

 退院後における介護のマンパワーを把握することも重要です世帯の収入を含めた経済状況の情報がわかれば収集します。世帯での収入で入院費やタクシー代など賄うため、支払いの不安がある家族が多い印象です。入院時に入院期間や治療内容による大まかな支払金額の見積もりが出せると家族も安心するのですが、急変や新たな病気が見つかることもあり、見積もりが出せないのが現状です。

 家庭環境については入院時は今入っている情報のみでいいです。回復期病棟や老人保健施設では入院時と退院時の自宅訪問があるので、家族構成や家庭環境については正確に把握できると思います。

 生活歴についても情報が必要です。どこで生まれ、何人兄弟、幼少期から高校生まで学校に行きながら家のお手伝いをしていたか。最終学歴は?その後仕事は何をしたのか?結婚後子供は何人?子供を育てている間の仕事は?子供が成人した後の生活や仕事は。定年になってからどのようなことをしてきたか?今の自分になるために今までの流れが重要になることがあります。私はかなり大事にしている項目です。

 宗教、人権について。宗教的な考えから医療的処置を断られることがあります。宗教的背景を尊重して無理な説得は慎みましょう。相手が望むことから最善の対応を検討することが必要です。また、人権についても配慮します。ジェンダー、生き方など私たちの考えを押し付けないように、チームで情報を共有し最善の対応を検討します。

問診

 初めてお会いする方なので、今までの前情報から話を聞くことをあらかじめまとめておきます。話ができない時もあることを想定してください。

 性格や考え方の情報があれば、話すときの戦略として組み込みます。「不安が強く神経質」という情報があれば、相手の話を聞くことを中心にして、日常生活の中で不安になる材料を探ります。下記の質問を振ってみて、相手の話の内容から次につなげます。

 本人には知らせないようにしている内容はあらかじめ情報をつかんでください。家族のみが知っている告知内容、家族関係で話してはいけないことなどよくありますので、注意を払って間違えないようにします。

 状態はどうですか?苦しそうですか?はっきりと受け答えできますか?暑い、寒いは?

 会話はできますか?理解はできているようですか?聞こえているようですか?

 痛いところありますか?場所や程度、どのような時に痛いですか?

 苦しいところありますか?ドキドキや息切れは?おなかの調子は?

 眠れますか?胃腸の調子は?やりたくないなど気分の落ち込みは? うつの判断材料になる場合があります。(うつの評価はこちらから)

 ここまで話をしてから、自分で準備していた評価項目が実施できるかの最終判断をします。意識がはっきりしない方や話ができない方の場合は事前情報や医師の指示から検査を開始するといいでしょう。

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