リハビリテーションでは、身体の動きだけでなく、意識や認知機能、気分・心理状態を把握することも大切です。
説明を理解する、動作の手順を覚える、周囲に注意を向ける、活動に取り組むといった場面には、さまざまな精神・認知機能が関わっています。
このページでは、精神・認知機能の評価を「意識」「認知機能」「高次脳機能」「うつ・精神」の4つに分けて紹介します。確認したい内容に合わせて、各ページへ進んでください。
精神・認知機能の評価を探す
| 分類 | 主に確認すること |
|---|---|
| 意識 | 覚醒の状態、呼びかけや刺激への反応 |
| 認知機能 | 見当識、記憶、注意など、認知機能の全体像 |
| 高次脳機能 | 言語、行為、認知、空間への注意、遂行機能などの個別の障害 |
| うつ・精神 | 気分、不安、意欲、心理的な負担など |
これらは互いに関連しており、評価する内容が重なることもあります。一つの分類だけで判断せず、生活やリハビリテーション場面での様子と合わせて捉えます。
意識の評価
意識の評価では、目が覚めているか、呼びかけに反応するか、周囲の状況に応じた反応がみられるかを確認します。
覚醒の状態は、説明の理解や課題への反応にも関わります。認知機能や高次脳機能の評価を進める際にも、まず確認したい項目です。
各評価方法や観察のポイントは、次のページで紹介します。
認知機能の評価
認知機能の評価では、日時や場所の理解、記憶、注意などを確認し、認知機能の全体像を把握します。
検査の結果に加えて、会話の内容、説明の理解、動作の覚え方、日常生活での困りごとにも目を向けます。
認知機能を把握するための評価方法と、結果を読む際のポイントは、次のページで紹介します。
高次脳機能の評価
高次脳機能の評価では、失語、失行、失認、半側空間無視、注意障害、記憶障害、遂行機能障害などについて、個別に確認します。
「説明が伝わりにくい」「道具をうまく使えない」「片側の物を見落とす」「手順どおりに行動できない」といった場面から、生活上の困りごとを整理します。
各機能の評価方法や、動作・生活場面での観察ポイントは、次のページで紹介します。
うつ・精神の評価
うつ・精神の評価では、気分の落ち込み、不安、意欲の変化、心理的な負担などを確認します。
本人の言葉を大切にしながら、表情、活動への取り組み、睡眠や生活の変化にも目を向けます。活動への消極性がみられる場合も、その背景を丁寧に確認することが大切です。
気分や心理状態に関する評価方法と、観察のポイントは、次のページで紹介します。
評価結果を生活と支援につなげる
精神・認知機能の評価では、点数だけでなく、どのような場面で困り、どのような関わりで取り組みやすくなるかを確認します。
説明の伝え方、課題の難しさ、周囲の環境、必要な見守りや介助を検討するために、検査結果と日常場面の観察を組み合わせて整理しましょう。
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